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 わたしたち大陽開発が育った新潟県上越市の旧東頸城地域は、全国でも有数の地すべり多発地帯として知られています。もともと丘陵地帯であるこの地域は、地すべりによって均され、耕地として最適な土地を与えられました。この地すべりによる地均し作業が無ければ、わたしたちはここで暮らしていなかったのかもしれません。

 一方で地すべりは、ときに大きな災害を引き起こし、地域住民の生活に大きな影響を及ぼしてきました。異常気象が通常となってきている現在、大雨による地すべり災害のリスクは増々高まっています。地すべり多発地帯であるこの地域では、地すべり対策無くして、安心して生活することはできません。

 わたしたち大陽開発は、この旧東頸城地域で50年以上にわたり、地すべり対策工事を中心とした地域の様々なインフラ整備に携わり、安心・安全な地域をつくるお手伝いをしてきました。ときに過酷な状況での施工となる山間地での工事。わたしたちはそこで数多くの経験をし、技術を鍛え、磨いてきました。

 集水井やボーリング、杭打ちといった地すべり対策工事は、その性質上、カタチになって目に見えることは多くありませんが、わたしたちが積み重ねてきた「高品質な目に見えない仕事」は、しっかりと地域の暮らしと人々の命を守り続けています。

 わたしたちの「目に見えない仕事」は、工事だけではありません。
わたしたちは、地域とともに歩み、地域に支えられてきた企業として、地域と積極的に関わり、その声を訊き、活動を応援してきました。そして今、地域の課題と向き合い、その解決に取り組んでいます。地域のコミュニティ、人と人との繋がりを守っていくことも、わたしたちの大切な仕事なのです。

 地域社会開発の先駆者たる誇りと責任を持つこと。自らの存在によって、地域に前向きな影響を与えること。わたしたちの行動指針には、地域と向き合い、共に歩み、そして引っ張っていくという「想い」が込められています。今まで培ってきた土木の力、人や企業との繋がり、そして地域を盛り上げたいという「想い」の力を合せれば、今までよりもっと、この地域に貢献することができる。そして、元気あふれる地域をつくることができる。わたしたちはそう信じています。

 これからもわたしたちは、この地域に根ざし、この地域のために働きます。土木事業を通じて、地域に安全・安心というベースを作り、地域課題解決のための様々な活動を通して、元気あふれる地域をつくります。

 今までも、これからも、わたしたちは「地域をつくる企業」であり続けます。

代表取締役社長 荒木 克