モノづくりMONOZUKURI

除雪オペレーター育成のために。

"除雪作業"って実はかなり高度な技が求められます。「除雪車に乗り、雪をどかすだけ」と傍からは見えますが、道路のアスファルトを削らないギリギリのラインで雪を削り、凹凸がなく通行がしやすいように道路から雪をどかします。前方からも後方からも車がくるかもしれないので、注意しながら作業を行います。除雪車はとても大きいので、思わぬところにあたってしまい何かを破損させたり傷をつけたりする可能性もあります。そして地域住民の通勤通学までに除雪を終えなくてはいけないというリミットもあります。除雪車に乗れる資格や免許があるからすぐに作業ができるわけもなく、まずは助手からスタートして担当路線や気を付けるポイント箇所を覚えます。

"見て覚えろ"・"やって覚えろ"では、一人前になるまでに時間がかかります。効率よく一人前の除雪オペレーターを育てるために、今年から担当路線ごとに若手を育成していくこととしました。
【教える人たち】は【教わる人たち】の現状のスキルを踏まえて「何を習得してもらうべきか」をチームで話し合い、【教わる人たち】はそれを聞いて「何をできるようになれば良いのか」目標を明確にしてもらいました。

また、やる気に火をつける、いわば「やる気の着火剤」となることを目的として"除雪オペレーター認定制度"を新設しました!一人前の除雪オペレーターとして認定を受けると冬期間のみ手当が支給されます。

現在、除雪オペレーター不足や熟練オペレーターの高齢化や引退が地域問題となっています。今まで除雪作業をしていた会社がそういった問題により除雪作業ができなくなると、ほかの会社がその路線の除雪作業を担っていくしかありません。私たちはこの地域の建設業の使命として、除雪作業を続けていけるようにより一層"若手育成"に力を入れてきます。

投稿日|2025.12.18 モノづくり